山中惇史・高橋優介によるピアノデュオ「176(アン・セット・シス)によるレスピーギの「ローマ三部作」の2台ピアノ版の第2弾。
「ローマ三部作」の中で最初に作曲された作品で、最も規模の小さい曲ではあるが、ローマの一日を追った時間帯の雰囲気とローマの4箇所の有名な噴水のイメージを掛け合わせた傑作である。
2台ピアノの持つダイナミックスを余すところなく使ってこのオーケストラの名曲の世界を表現している。
<まえがき>
山中惇史・高橋優介によるピアノデュオ《176》(アン・セット・シス)です。88鍵×2台の由来からの出来たユニット名です。
私たちは共に、演奏と創作の双方で活動しています。数年前から存在は互いに知ってましたが、2018年の仙台クラシックフェスティバルで初対面し(なんと楽屋が隣だったのです!)意気投合、すぐに何か一緒に出来ないだろうかと話しました。我々にしか出来ないことをやりたいという思いから、2台ピアノでは前例のないレパートリーを探し、自らの手で編曲し演奏することを思い立ちました。
その第一弾として『レスピーギ /ローマの祭』を思い立ち、2人で楽譜を書いては弾き、意見を出し合い推敲し改訂していく、この作業を幾度となく繰り返しました。お互い個々にはない発想がどんどん飛び出す様に出てきて、楽しくそして興奮した時間だった事を思い出します。
続けて3部作全てを書く事を決め、この『ローマの噴水』が完成しました(『ローマの松』は2020年11月刊行予定)。2020年11月25日に東京・紀尾井ホールにて、ローマ3部作をプログラムに演奏会を開催しライブレコーディング(発売日未定)もする予定です。
敬愛してやまないレスピーギ、この異次元なまでにほとばしるオーケストラの色彩をピアノで演奏出来る喜び、そしてこの新しい2台ピアノのレパートリーが世界に広がる事、とても嬉しく思っています!
山中惇史・高橋優介
Song List:
1. La fontana di Valle Giulia all’alba (ca.4’15”)
夜明けのジュリアの谷の噴水
2. La fontana del Tritone alla mattina (ca.2’32”)
朝のトリトンの噴水
3. La fontana di Trevi al pomeriggio (ca.3’23”)
真昼のトレヴィの泉
4. La fontana di Villa Medici al tramonto (ca.5’50”)
黄昏のメディチ荘の噴水
出版日期 | 2020/09/01 |
ISBN | 9784760907335 |
廠商條碼 | 4962864907337 |
總頁數 | 42 |
記譜法 | 五線譜(一般) |
原文語言 | 日文 |
特徵 | 西洋古典 |
適用對象 | 高級 |
樂器 | 鋼琴 |
古典作曲家 | Respighi, O. 雷斯畢基 |
時期與風格 | 20世紀 |
裝訂 | 平裝 |
形式 | 譜 |
外型尺寸 | 大於A4 樂譜常用尺寸 |